saryuの節約ブログ

シングルマザーで、息子を育て、無事に独立させる事ができました。
50代、初めての1人暮らしです。
老後の為に(?)節約生活しています。

余命半年と言われた父の話

もう、20年位前の話。


父は、入院をした。


(病名は書かないことにする。治らないと言われている病気なので)


息が浅く、苦しそう。


ある日、お医者さんに呼ばれた。


真っ白な肺のレントゲン写真。


「余命半年です。」


テレビのドラマなどで見ていたけれど、ショックだった。


私は「連れて帰っていいですか?そして、近くの病院に通わせたいんです。紹介状、書いてもらえますか?」


先生は快く、紹介状を書いてくれた。


看護師さんに「あの先生の見立てはすごいのよ。だいたい当たってるの。」と、言われた。


病室に戻ると父ががっくりと肩を落とし、「俺はもうだめなのかな?」と、私に聞く。


私は「だめなわけないよ。」と、だめじゃない理由を探して並べ立てた。


「とにかくたくさん食べて、体力を回復すれば、大丈夫みたい。」と、うそをついた。


食欲がないうえに、決しておいしいとは言えない病院食。


私は父を家に連れて帰り、おいしそうなものを買って与えた。


薬も大事だけど、体の病気を治すのは、結局は自分の体自身だと私は思っていたから。


私たち世代以降しか食べないようなケーキ、洋菓子など。


病人に与えるようなものではなかったけど、とにかく食べてほしくて。


やせ衰えていた父はみるみる太ってきた。


体力も回復してきた。


そして、紹介状を持って、家の近くの病院へ。


耳が聞こえない父に付き添い、先生に聞いてみた。


「肺のほう、どうですか?」と。


先生は「あ、治ってます。」


え????????????????


「余命半年って言われたあの、肺の病気ですよ?」


先生は「ああ、すっかり治ってますね。」


父はその後元気になり、14~15年、生きて、男性の平均寿命を超えてから亡くなった。


余命宣告をした医者の誤診なのか?


本人の気力なのか?


今でもわからない。


本人の気持ちの持ち方で、こんなに違うのか?そういえば、元気も病気も、「気」という字がついているもんね。


その後、私が風邪もひかずに健康でいられるのは、この出来事があったからかもしれない。